■ Profile ■


横尾昌二郎
 1984年6月6日生まれ兵庫県西宮市出身。
 小学校の音楽会で5年生のときにエルガーの“威風堂々”6年生でドヴォルザークの“新世界より”(いずれも教育用楽器の編成にアレンジされたもの)を演奏したことをきっかけに、音楽に目覚める(担当楽器はリコーダー)。中学では部活動で何らかの楽器をやろうと決意。
 西宮市立学文中学校に入学後、ブラスバンド部でトランペットを始める。入部と同時にビッグバンドジャズに出会う(学文中学校のブラスバンド部はジャズバンド編成であったため)。同校2年生のときに、当時のサンケイホールで行われた“大阪ジャズフェスティバル1998-KOBE KIDS with 渡辺貞夫”に出演、渡辺貞夫氏との共演を通じてジャズの楽しさを身をもって感じ、その魅力にどっぷりハマってゆくことになる。中学3年の頃から、アロージャズオーケストラの当時3rdトランペットを担当していた佐藤修氏に師事。トランペット奏法の基礎を中心に、アンサンブル、歌心、ダジャレまでみっちり叩き込んで頂いた。
 私立北陽高等学校に進学後も、ジャズバンド部でビッグバンドジャズに傾倒。この頃から西宮市の社会人ビッグバンド“Westwinds Jazz Orchestra”や、甲南高校OBを中心に結成された“U.F.O.”など学外のバンドにも参加し、ビッグバンドのノウハウを吸収。ジャズバンド部では受験勉強の傍らコンサートマスターを務め、3年生のスチューデント・ジャズ・フェスティバルでは団体賞で神戸市民文化振興財団賞を受賞。
 関西大学ジャズ研究会でコンボスタイルでの演奏を始める。大学在学中より、大阪・谷町9丁目の老舗ジャズクラブ『SUB』で、同店オーナーでありベーシストの西山満氏からジャズを学ぶとともに、ライブ活動を始める。西山氏のユニット"G.S.B."で、同氏と親交の深かった国内外のミュージシャンと共演。
 卒業後プロデビュー、SUBや京阪神間のジャズクラブでのライブや、ギターの須藤雅彦氏のグループなどで活動。2009〜2014年にはベーシスト権上康志氏をリーダーとし関西の若手メンバーで構成されたバンド“ジンジャーブレッドボーイズ”で活発に活動。ハードバップを基調とした音楽性と熱いライブで話題を呼ぶ。メンバーのオリジナル曲を中心としたアルバムを4タイトル発表。3枚目のアルバムに収録された自作曲“波乱の人生を送った末に不幸な事件に巻き込まれて死んでしまった少女の物語”は、そのタイトルのインパクトと悲壮感漂う曲調で注目を集めた。他にも、神戸のトロンボーン奏者・今西佑介氏のアルバム3タイトル全てに参加、アレンジも提供。浅井良将氏のセプテットでの作品“THE ALCHEMIST”、東ともみ女史の“屋久島組曲”、京都コンポーザーズジャズオーケストラの作品など、レコーディングにも多数参加。
 2009年、第3回神戸ネクストジャズコンペティションで審査員特別賞を受賞。
 現在の活動は、京阪神間でのギグのほか、自らのビッグバンド“Yokoo!BB”で、自作曲のみならず関西のミュージシャンのオリジナル曲やアニメソング、ポップスなどのアレンジを自ら手がけ、“メイド・イン・関西”サウンドを日々お届けしている。演奏活動のほかには、プロ・アマチュア・学生のビッグバンドやコンボへのアレンジ提供、大阪・神戸でのジャズトランペット・レッスン(個人)も行っている。

■ 使用楽器 ■
トランペット…CONN 58B 1931年製造 シリアル280603 (いわゆるPea Shooter、豆鉄砲と呼ばれる姿形の楽器です。御年80歳超!!)
■ その他所有楽器 ■
フリューゲルホルン…JUPITER FH846RL (セクションで必要なとき以外は、ほぼ使いません。)
コルネット…KING SILVER SONIC シリアル376406 (ジャムセッションに遊びに行くときなど、使います。コルネットは構えた時の姿勢が楽。)
トランペット…YTR6335HSMV(Mike Vax シグネチャーモデル) シリアル402378 (高1〜2010年まで使ってました。)

Photo by Yuta Nishida





Shojiro Yokoo ALL RIGHTS RESERVED

inserted by FC2 system